はじめに

このブログは、私が2002年に入社した零細企業をわずか3か月で解雇されてから、未払い賃金の支払いを求めて労働基準監督署への申告や、個人で裁判を起こしたときのエピソードなどをお届けしています。

どうして20年も経ってからブログを書こうと思ったのか? それは、あきらめずに会社と戦ってほしいからです。

私が会社を解雇された2002年から現在まで、ブラック企業は減るどころか増える一方。この国にはブラック企業しかないのかと思うくらい、従業員の権利を無視する経営者がウヨウヨしています。

それでも多くの人たちが泣き寝入りするのは、どうにもできないと思っているからじゃないでしょうか? 残業手当が出なくてもしょうがない、クビになってもしょうがない、と多くの人たちが思い込んでいます。

でも、最低限の法律や制度さえ知っていれば正当な権利を主張できます。あとからでも会社と戦えます。

この国で働くことはサバイバルです。サバイバルを生き抜くには武器が必要です。その武器となるのが「労働法」と呼ばれる法律や、労働問題の解決を図ってくれる制度です。そうした法律や制度についても紹介しています。

泣き寝入りはしたくない。でも一歩踏み出す勇気が出ない。もしそう思っていても、このブログがあなたの背中を押すことができるかもしれません。

また、今の職場に満足している人にとっても、いつかこのブログが役に立つ日が来るかもしれません。もちろん、そうならないことを祈っていますが……。

ブログの構成について

このブログは6つの章で構成しています。

第1章は私が有限会社マルビ(仮名)という零細企業に入社してから解雇されるまでのエピソードを個性的な面々と共にお届けします。

第1章 有限会社マルビ

第2章はマルビを解雇されてから労働基準監督署に申告したあとの経緯をお伝えします。

第2章 労働基準監督署

第3章は労働基準監督署に見切りをつけて個人で裁判を行い、最終的に和解で解決するまでの一連の模様をご覧いただきます。

第3章 個人訴訟編

ここまでが私の体験に基づくエピソード編となります。

第4章と第5章では働くうえで知っておきたい最低限の法律を紹介します。

第4章 労働時間と賃金

第5章 退職と解雇

労働問題の多くは労使ともに法律を知らないことも一因です。最低限の理論武装は弱肉強食の労働社会を生き抜くための必須装備となります。

第6章では労働問題が起きたときに利用できる窓口や制度を紹介しています。

第6章 労働問題の様々な解決方法

このブログが働く人たちの人生と権利を守るために、少しでもお役に立てることを願っています。

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