第5章 退職と解雇

第5章 退職と解雇

【コラム】解雇されても認めるな!

このサイトの前半では私が有限会社マルビ(仮名)を解雇されてから、労働基準監督署への申告や個人訴訟などを経て未払い賃金を回収するまでの顛末を紹介しました。 解雇されてから1年がかりで未払い賃金を回収したものの、この一件で私は戦略的に大きなミス...
第5章 退職と解雇

会社都合で退職したのに自己都合として扱われたときの対処方法

転職など「自己都合」で退職した場合、ハローワークでは「一般受給資格者」として扱われ、雇用保険が支給されるまでに短くて7日間+2か月も待たされることになります。 会社の業績悪化による人員整理や自分自身の成績不良などによって退職させられた場合は...
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会社が雇用保険に加入していないときは

原則的に、ほぼすべての事業所・会社は雇用保険に加入しなければなりません。しかし、実際には会社や経営者が雇用保険に加入していなかったり、掛け金を納めていないことがあります。 私は未払い賃金の支払いを求めて会社と裁判していたとき、しばらくコンビ...
第5章 退職と解雇

離職票がもらえないときは

失業後の生活を支えてくれる雇用保険。一度でも受給したことのある人は、そのありがたみを身に染みて実感していますよね。そして雇用保険の受給が終了したときの切なさも身に染みますね。 失業手当を受けるには会社が雇用保険に加入していることが必要ですが...
第5章 退職と解雇

解雇や退職の際は証明書を会社に請求する

第2章と第3章でご覧いただいたように、有限会社マルビの砂川社長は労働基準監督署や裁判所で私を「解雇した覚えはない」と言い張りました。あとから不当解雇をうやむやにするのはブラック企業の常とう手段です。 こうした「解雇された」「していない」とい...
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試用期間中の解雇と内定の取り消しが無効な場合

正社員のように期間を決めずに働くときは、最初の数か月を試用期間とされることがよくあります。問題なく働いていればそのまま本採用となりますが、ときには試用期間の途中で解雇されたり、本採用を拒否されることもあります。 ダイエット食品の定期購入では...
第5章 退職と解雇

繰り返されてきた有期労働契約の雇止めが無効となる場合

パートやアルバイトなどでは、数か月とか1年単位で雇用契約を結ぶことがよくあります。こうした雇用契約を「有期労働契約」といい、使用者が有期労働契約を更新せずに契約終了することを「雇止やといどめ」と言います。 あらかじめ働く期間を決めているので...
第5章 退職と解雇

解雇が認められる法律的な要件とは

企業の一方的な都合で解雇されてしまう人はとても多くて、とくに新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年度は10万人を超えました。この数字はハローワークが把握している人数なので、じっさいに職を失った人たちの実数は倍以上になるでしょう。 こう聞...
第5章 退職と解雇

退職の種類と辞める権利

会社を辞めるときは「立つ鳥あとをにごさず」といきたいところですが、同僚に見送られながら笑顔で円満退社できるとは限りません。 むしろ日本じゅうの企業がブラック化している今の労働環境では、退職時に会社とひと悶着もんちゃくすることも珍しくありませ...