第3章 個人訴訟編

第3章 個人訴訟編

和解協議は少々難航

一度目は交渉決裂 裁判官からの執拗な和解の提案を受けたあとは別室に移動し、会議室のような部屋に移って行われました。 参加者は私と砂川社長、そして司法委員の3人。約34万円の未払い賃金を何回払いにするかを交渉することになります。たった34万円...
第3章 個人訴訟編

第2回口頭弁論はスピード展開

裁判官から和解の提案 あけおめ~! と清々しく新年を迎えることもなく、2003年1月15日13時30分から2回目の裁判です。 開始時刻が近づいたのでいつもと同じ6号法廷に入ろうとしましたが鍵がかかっています。 廊下で待っていると、定刻直前に...
第3章 個人訴訟編

2回目の口頭弁論のはずが……

おなか痛いから裁判休みます 2002年12月11日。 今日は午前11時から第2回目の口頭弁論です。 法廷に入ると、まだ前の裁判が行われていたので、傍聴席に座ってはじめて他人の裁判を見ます。 当事者として法廷にいるのと、傍聴人としているのでは...
第3章 個人訴訟編

誕生日の真夜中に裁判の書類づくり

「訴状」「準備書面」「答弁書」とは? 12月上旬ある日の夜。 私はコンビニの深夜アルバイトが休みだったので、次回の裁判に提出する準備書面を作っていました。 砂川社長が提出した答弁書の内容に反論するためですが、よくもまあ、これだけウソ八百並べ...
第3章 個人訴訟編

裁判所でも相変わらずの屁理屈

またもや「解雇はしていない」 砂川社長の遅刻というプチトラブルがあったものの、いよいよ第1回口頭弁論が始まりました。 裁判が始まるとすぐに、社長は私を解雇していないと言い始めます。 労働基準監督署で言ったことを繰り返すつもりのようですが、こ...
第3章 個人訴訟編

いよいよ第1回口頭弁論の開始!

砂川社長、裁判にまで遅刻! 2002年11月27日。 いよいよ待ちに待……ってはいませんが、1回目の口頭弁論(裁判)を迎えました。 最初に裁判所へ行ったのが9月25日ですから、裁判が始まるまでに2カ月も経っています。書記官にゴリ押しされた支...
第3章 個人訴訟編

いざ、簡易裁判所へ!

まずは支払督促から? 2002年9月25日。 遅々として指導が進まない労働基準監督署にはもう期待できないので、いよいよ個人で裁判を起こすことにしました。 と言っても、たった34万円ぽっちの訴額ですから弁護士に頼むことはできません。そこで最初...