2023-06

第4章 労働時間と賃金

有給休暇の買い上げ、退職時にはありかも?

自分には有給休暇があるのか、何日あるのか、どんな時にとれるのか、余った有給休暇はどうなるのか、といったことは意外と知られていません。 有給休暇はその職場に勤めてから6か月経って所定労働日の80%以上を出勤していれば与えられ、1年ごとに付与日...
第4章 労働時間と賃金

プライベートでのケガや病気は「傷病手当」が受給できる

仕事中や通勤中のケガは労災保険が補償してくれますが、プライベートでのケガや病気はどうしたらいいでしょう。 有給休暇を使って療養し、それでも足りなければ欠勤でしょうか?  それではせっかくの有給休暇がなくなってしまいますし、生活費にも困ってし...
第4章 労働時間と賃金

労災の申請を会社に拒否されたら?

労災の申請は個人でもできる 労災(労働災害)とは、仕事が原因で労働者がケガをしたり病気になったり死亡してしまう事故をいいます。そうなれば、とうぜん会社など働かせた側に責任が生じます。 しかし「労災」と聞くと「労災 会社 認めない」など、その...
第4章 労働時間と賃金

非常事態なら給料日前でも払ってもらえる

突発的な病気や災害などで、急にお金が必要になることもありますね。 そんなとき、貯金もなく貸してくれる人もいなければ、給料の前借り? それともサラ金? と考えてしまいます。 が! ちょっと待ってください。 次の給料日まで待たなくても、すでに働...
第4章 労働時間と賃金

未払い賃金は請求しないとなくなる

昭和の時代は残業手当を支給しない企業が多く、とくに中小企業ほどサービス残業があたりまえでした。 私も新卒で勤めた会社と次に転職した会社では、連日あたりまえにサービス残業でした。それでいて基本給も安かったので、どれだけ損したのかわかりません。...
第4章 労働時間と賃金

年俸制や固定残業代制の罠

デフレ不況になってからは年俸制や固定残業代制をとる企業が増えました。しかし、その狙いは「定額働かせ放題」です。 クリエイターや学者などの特殊な職種でなければ、ふつうのサラリーマンに年俸制や固定残業代制を適用する理由は他にありません。 年俸制...
第4章 労働時間と賃金

割増賃金と割増率

1日8時間、週40時間の法定労働時間を超えて働いた分の賃金には割増が加算されます。 8時間を超えたら25%割増しとなるのはよく知られていますが、割増の合算方法などについては労使ともにあまり理解されていないことが多いようです。 【時間外労働と...
第4章 労働時間と賃金

残業には「36協定」の締結と届出が必要

日本の法定労働時間は1日8時間、週40時間まで。 会社はこれを超えて労働者を働かせることはできません! と聞くと、「あれれ~? おっかしいぞぉ~」と、コナン君が突っ込みそうですね。 残業のない会社など聞いたことがないほど、今日も日本じゅうで...
第4章 労働時間と賃金

こんなときも労働時間

私たちはみんな、お金のために自分の時間を売って働いていますよね。 え? 生きがいや社会貢献のために働いている? カネは二の次三の次? 帰れ! そんな人でも生活するためのお金は必要。働いた時間はキッチリお金に換えるのが当然です。じゃないと、プ...
第3章 個人訴訟編

和解協議は少々難航

一度目は交渉決裂 裁判官からの執拗な和解の提案を受けたあとは別室に移動し、会議室のような部屋に移って行われました。 参加者は私と砂川社長、そして司法委員の3人。約34万円の未払い賃金を何回払いにするかを交渉することになります。たった34万円...